ループ文

大量のデータを効率的に処理する時など、同じ処理を複数回実行する時に使うのがループです。Javaではfor文やwhile文を使って書きます。
1万回数値をカウントするプログラムをするのに、1万回処理文を書くなんてありえないですよね。実際実行時間的にはミリ秒でも差異は出ません。(実際やってみた、、、、)
でもソースコードも行が長くなって見づらいし何より手間がかかります。当たり前に楽をしましょう!

  • for文
for ( 初期設定; 繰り返し条件; 毎回事後処理 ){
	実行処理;
}

初期設定では、このループ文を何回ループさせるかをカウントする数値を入れます。例えば、i=0などのように書きます。最初なので0回目なわけですから。オーソドックスな設定の仕方です。
繰り返し条件では先ほどのiがどうなったらこのループ文を終了するかの条件を書くところとなります。数値型ですので、i<500などのように500回まで!とか入れます。
最後に毎回事後処理を書きます。毎回事後ということなのでループ文に入って一番最初の処理が終わってiに対してどういう処理をしますか?という内容を書きます。普通に処理数をカウントしたいなら、++i;のように、+1をしていくというのになります。
こうしてforループは、「繰り返し条件」にNGとなった時点、すなわちその条件式のbooleanの値がfalseとなった時点で終了します。

  • while文

for文を単純化したようなループ構文です。while文とfor文で違うところは、while文では繰り返し条件だけを書く文法となっています。最初に繰り返し条件がチェックされ、その条件がtrueかfalseかによって処理をするかしないかを判定していくロジックになっています。
毎回事後処理が無いので、忘れないように。

// sample code
int i = 0;
while ( i < 10 ){
	doIt();
	++i;
}
  • 空文

; // Javaの空文

空文という奇妙ですが、スレッドを制御するために使う構文となります。
マルチスレッドプログラムの中で以下のサンプルコードのように書いて、スレッドの動きを制御する時に使います。someConditionAがtrueを返しているうちはwhile文の中ではなにも処理をせず、ぐりぐり回していて、falseになった時点でこのループを抜け出します。

while(someConditionInA){;}
nextTask();
  • do/while文

for文、while文に続く第三のループ構文です。
どういう場合で使うかというと最低一度は処理本体を実行したい場合に使ったりします。そしてそのあとに条件がチェックされ、trueだったらループが繰り返され、falseになればループは終了するような処理となります。
do/whileでもコードはかけますが、大概はfor文はwhile文で書けてしまうものなのです。なかなか使われませんね。

do{
	処理本体
}while(繰り返し条件):